キャンプ好きの家族が建てた薪ストーブを楽しむログハウス
Sさんご夫婦がログハウスを建てるにあたって、こだわったのは薪ストーブと土間。
「家族そろってキャンプが好き。家でも“薪活”したかったので、薪ストーブと土間が欲しくて」
思いきり薪ストーブを楽しめるように、リビングの一角に3畳ほどの土間を設けて、薪ストーブを置くスペースにしました。
平屋も検討しましたが、土地の広さなども考慮し、奥様が昔から好きだった三角屋根のロフトタイプをセレクト。
ロフトにあるふたつの部屋は、1室を子供部屋、1室を予備室としてゲストルームなどに使っています。今はお子さんが小さいのでふたり一緒の部屋ですが、将来的には子供部屋を分ける予定です。
以前はマンション住まいだったSさん一家。ログハウスに住み始めたのは、ちょうどコロナ禍のころでした。
「コロナが流行って外出できなかったときは、子供たちが家や庭でのびのび遊べてとてもよかった。ほんとうに助かりました」
落ち着いたカラーでまとめられたリビング
リビングでくつろぐ奥様とお子さんたち。「子供のお友達が遊びに来ると木の香りに驚いています。まわりにログハウスに住んでいる人もいないので、泊まりたい!と言われることも多くて」
ウッディーなカラーでまとめられた室内に、キッチンのタイルや家具のブルーがアクセントに
キッチンに張られた思い出のタイル
キッチンの柄タイルは、Sさんご夫婦が知り合ったアメリカ・ニューメキシコ州のタオスをモチーフにしたバーからもらったもの。偶然にも、キッチンのタイルのサイズにぴったりはまった。
今ではそのバーの仲間を呼んで、庭でBBQを楽しむこともあるそう。「子供同士も仲良くなって。またこんな風に集まれるなんて、当時は想像もできませんでした」
リビングの一角に設けた土間スペース
リビングの一角に設けたタイル張りの土間スペースは、約3畳の広さ。薪ストーブのまわりが汚れにくく、思う存分“薪活”ができる。玄関も兼ねているので、薪の運搬もスムーズだ。
狩猟免許をお持ちのSさん。「鹿のシチューを薪ストーブで煮込むととても美味しい」とのこと
土間スペースの上は吹き抜けに
土間スペースの上は吹き抜けにして、開放感をプラス。薪ストーブは、ザ・薪ストーブといったクラシカルなデザインにひかれて選んだヨツール
下駄箱の上にはお気に入りの小物をディスプレイ
土間に置かれた下駄箱はSさんが自作したもの。下駄箱の上には、アウトドア用品やお気に入りの小物が並ぶ
オープンなLDK
LDKと玄関兼用の土間、階段スペースは仕切りのないオープンな空間。約20畳の広さがある。ウッドデッキに面する方向には、掃き出し窓や大きめの窓をつけた
多目的に活用しているロフトのオープンスペース
子供たちの遊び場や、奥様がオンラインレッスンやヨガをする場所として活用しているロフトのオープンスペース。「夜、ここでヨガをしていると月が見えたりして、とてもリラックスできます」
DIYで仕上げた庭
庭のグランドカバーはクラピア。クラピアの植えつけから、砂利敷き、ブロック塀や薪棚作りまで、庭はほとんどSさんがDIYした。TALO南千葉に建ててもらった小屋の塗装は奥様が担当。奥様はここで女性専用パーソナルトレーニングジム「BODY MAKE LODGE」を開いている
ブルーの扉がアクセント
ログハウスの外装カラーは奥様のチョイス。海外の住宅の雰囲気を参考に、玄関扉はブルーにした。ドアとポストの色も合わせている