水密性能

ログハウスの水密性能

内部への雨水の浸入を防ぐ「防水テープの施工技術」で特許を取得

 

ログハウスを建てるとき、ログの実部(さねぶ)に「防水テープ」を貼ることで雨水の浸入を防ぐのですが、TALOではログが交差するノッチ部、窓などの開口部、ログをつなぐジョイント部では、防水テープの端を90度外部側に折り曲げて貼っています。
これによってログの目地部を走る水が、外に排出されることになります。
また、曲げた防水テープの位置でコーキングを打つことにより、完全に外部側で水をシャットアウトし、内部に浸入させない仕組みになっています。実部に防水テープを採用した理由は、コーキング材と違って施工精度が安定していることと、テープのほうがログ材の経年変化に追従するためです。
TALOでは防水テープをログの片側にしか貼っていません。それは外部側と内部側に2本テープを貼ると、万が一水が浸入した場合、その中が乾かなくなってしまう恐れがあるためです。なお、TALOではこの防水テープの貼り方に関する技術で、2018年に特許を取得しています。この結果、建具の水密性に換算して、JIS等級W-3からW-4に相当する性能値が得られました。
 

実際の建物と同じようにノッチや開口部(窓)を含む試験体(ログ壁)を使って、1㎡あたり毎分4ℓの水を噴霧しながら圧力箱内の風圧を脈動させる水密性の試験を実施。その結果、屋内への雨水浸入をどの程度防げるかを示す建具の水密性に換算して、JIS等級W-3からW-4に相当することを確認。なおW-3等級は1時間あたり240㎜の降雨時に平均風速20m/s程度の風が吹いても、サッシから雨水の浸入がないということになる
*性能値は実験に基づくもので、実際とは異なる場合があります。

 



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